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ご挨拶

理事長就任にあたって

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公益財団法人酪農学園後援会理事長  矢野 征男

  この度の定時評議員会・理事会において、宮田理事長の後を引き継ぐこととなりました。

 酪農学園の創立者であります黒澤酉蔵翁の「健土健民」の思想のもと、建学以来、北海道の農業・酪農・畜産を牽引してい ただいている多くの出身者の方々との交流の中で、酪農学園の果たして来られた大きな成果に敬意を表しております。また、その教育事業を支援する後援会の役割の大きさ力強さも感じております。その後援会の理事長として、北海道農業に止まらず日本の農業・食品産業に人材を供給する酪農学園の公益的な事業を支援するお手伝いをさせて頂きます。

 就任にあたって、後援会関係の資料を見て感じる事は、寄附金と資産運用益を財源に事業展開しており、最近は、景気の回復感はあるものの金融環境を見ると低金利状況にあり、増税もあり寄附金の拡大も運用益も多くは望めない環境下にあると思います。従来通りの助成事業を継続し続けるためには、支援者を増やしていく事が何より大切になります。 米国には寄附の文化が根付いていると良く言われます。この寄附金を基金で運用し、この資金力を背景に優秀な学生に奨学金を出し、奨学金をもらった学生は巣立ってから大学に寄附をする。こういう好循環の中で教育事業を後援会が支援できることが望ましいと感じております。

 よく、「日本には寄附文化がない」と言われてもいますが、文化は一人でできるものではなく、大学においては研究者が成果を出して世の中に発信し、学術研究に対する寄附の文化を築き、集まった寄附金をテコに新たなイノベーションを起こすなど、好循環が生み出せればとも感じています。

 一方、農業を取り巻く情勢を見ると、政府の産業競争力会議の課題別会合において、成長戦略に向けた農業の改革案が出され、安倍首相は、「農業委員会や農業生産法人の見直しを具体化するとともに、農協のあり方を抜本的に見直したい」とし、農業改革を成長戦略の柱とする考えのようです。

 このことは、農業・畜産・食品関連産業の基盤が、急激に変わることを意味しており、農学系の大学にあっては、「絶滅危惧大学」とならないようにと心配しております。ただ、大学の在り方は多種多様で、一つの方向を示せるものではないが、それぞれの大学が実情に合った、かつ、実効性のある改革を進めるしか道はないと考えます。

 どんなに厳しい状況下であろうとも、「健土健民」の理念の基で成すべき役割を果たす事で、必ず道は開けるものと確信しています。

 公益財団法人酪農学園後援会の理事長として、酪農学園の教育事業を精一杯応援して参りますのでご支援のほど宜しくお願い申しあげます。

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